ベルリンから宮古島へ!猫とヴィーガン生活

2017年2月、ドイツ・ベルリンから宮古島へ移住しました! (ヴィーガンまでの経緯) ドイツ留学で太ったことをきっかけに健康志向の食事を始め、マクロビオティックと出会って食生活が一変。その後、工場畜産の現状に衝撃を受けてベジタリアンに、数年かけて今はヴィーガンです。2014年12月にベルリンのティアハイムから猫を受け入れ、猫の保護活動に関心をもちました。スカイプ語学学校(http://www.neaglossa.com/)の支援で動物愛護活動にますます力をいれていきたいと思っています。 最近はブレサリアンにも興味があり、一日2食の小食から始めています。霊性を進化させアニマルコミュニケーション、レイキヒーリングを深めていくのが目標です。

2016年06月

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「チロル地方」は私の長年の憧れの地でした。

ヨーロッパの中央に位置するアルプス地帯です。

昨年、ドイツの最高峰・ツークシュピッツェへ行ってきましたが、頂上からオーストリア・チロルの麓の景色を見下ろし、あまりに可愛らしいので、「来年は絶対あそこへ行く!」と決めたのでした。

オーストリアアルプスの山でどうしてもWanderung(ハイキング)をしてみたいという高まる思いを抑えきれず、バカンスは海派であまり乗り気でない夫を何とか説き伏せました。

当初インスブルック方面に行くつもりだったのですが、ベルリンからは直行便がなく残念ながらアクセスが困難。ザルツブルク経由にしました。

ベルリン・ザルツブルク間は直行便で1時間です。私たちは乗り物の移動が好きでないため(特に私は飛行機が苦手..)短時間で行けるのは重要な点です。

目指すのは、キッツビューラーアルペンと呼ばれる山々の麓の街で一番大きなSt.Johann ザンクト・ヨハン。

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ザルツブルクからは列車で2時間ほどです。

チロルといってもたくさんの魅力的な場所があり、どこにしたらいいか途方にくれていたとき、郵便受けに入っていた旅行チラシを何となくめくっていたら、ここに目が留まったのでした。

Halbpension(2食付)で4つ星ホテルなのに、ダブル一泊85ユーロ程度なのです。ハイシーズンが始まる直前だったので、安かったようです。18世紀からある老舗のホテルでした。

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建物の前に立っているのは夫です。


食事は、事前に希望を出して、ヴィーガンは難しかったのですが、ベジタリアン対応にしてもらえました。

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こんな可愛いらしいレストランです。チロルのイメージ通り!
朝食・夕食をここで食べました。


http://lodenhaus-tyrol.at/wp-content/uploads/2015/06/Dirndl-740x1024.jpg

ウェイトレスさんの中に、上の写真のようなチロルのディアンドル(民族衣装)を着た、にこやかな女性がいたのですが、ものすごく親切な人でした。

ベジ・ヴィーガンの私のために、いろいろ気を使ってくれたのです。
牛乳とヨーグルトを避けて朝食のシリアルを乾いたまま食べていたら、「アーモンドミルクがありますが、いかがですか」と、わざわざ厨房のキッチンから小さなケトルに入れて持ってきてくれました。

彼女のお陰で心地よい滞在ができました。

さて、心配だったのはチロルの天気。
今年の6月の欧州は雨が多く、天気が変わりやすいので、どうなるか未知数でした。

でも私は晴れ女で、これまでの旅行ではたいてい快晴だったため、今回も何とかなるだろうと楽観視。

ところが…

到着した日は、夜になってしまったのですが、雨が降り始めました。
こちらの雨はずっと降っていることは稀なので、すぐ止むだろうと思いきや、どしゃぶりが何時間も続くではないですか。

次の日の朝、6時半頃目を覚ますと、なんと、まだ降っている!

太陽のキラキラした光を浴びながら、チロルの山々をトレッキングするという私の夢は、打ち砕かれたか?

晴れ女もこれにて終了だな、と諦めかけていました。

つづきます。


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ドイツはヴィーガンがブームです。

ドイツのヴィーガン市場が10億ユーロ規模になるといわれています。

ドイツで一番大きいスーパーマーケットチェーンEdekaでも、ソーセージやパスタ、スープ、サラダなど、動物性食品なし の商品を展開しています。

2016年1月~3月の肉が使われていない商品の売り上げは前年比14.5%増に伸びました。

最近では、120冊ものヴィーガンレシピ本が出版されました。

ドイツ・ベジタリアン協会によると、1983年のベジタリアン人口(当時はヴィーガンはほぼ皆無)は0.6%。現在は8%に上り、ヴィーガンは1%を占めています。

一昔前はベジタリアンのことを 

Körnerfresser

と馬鹿にする人もいました。

「穀物食い」というからかいの言葉です。


ヴィーガンも数年前は、カルト宗教?みたいな目で見られることもありました。

しかし、ドイツでは若い女性の牽引で、ヴィーガンが爆発的な勢いで広がっています。


Anzahl der Veganer und Vegetarier in Deutschland

ベジタリアンとヴィーガン人口の割合です。右肩上がりですね。

日々、この中に数百人が加わっているといわれています。

ヴィーガン社会の到来、わくわくします!!



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お気に入りの椅子でスヤスヤ眠るジュリーちゃんです。

このイスは私の仕事用の椅子なのですが、最近はここがお気に召しているようで、
私は化粧台の固い椅子に座っています…

この平和な寝顔に、いつも癒されます。

ジュリーちゃんがティアハイムから我が家に来てから1年半が経ち、今月4歳になりました。

保護猫なので、4歳と言っても推定年齢なのですが、ティアハイムの書類には生年月日の欄に2012年6月とありました。

私たちの宝物。

うちにやってきた当初は慣れるまで「フウー」と威嚇され続け、これが収まるまで数カ月間かかりましたが、今では、撫でてもらいたいと甘い声を出したり、スリスリしてきたりと、かわいい甘えん坊になりました。

毎日毎日、愛が深まっていきます。



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犬の訓練学校"Lucky Dog" の視察記のつづきです。

バスでのピックアップ後、14匹の犬を乗せたバスはグリューネヴァルトの森の入り口に着きました。まずはみんなで座って待ちます。



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さあ、いよいよお散歩開始!
犬たちから「あ~やっとだ~!」と声が聞こえそうでした。


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やわらかい素材でできたリードをつけてお散歩です。これは通行人や他の犬が通りかかったときに、もし犬がそれに目掛けて駆け出していってしまった場合に手や足でグッと押さえ、犬の行動を制限するためのもの。

実際はみんなは躾ができているのでそんなことはあまりないそうですが、「万一の場合に備えて」つけているのだそうです。用意周到さがドイツ的だと思いました。


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最初はみんなで歩をそろえて歩きます


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大城さんとわんちゃんたち。

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犬が大好きな大城さん、犬たちもその気持ちを感じるのでしょうね

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自由に走って良し、とトレーナーさんが指示を出すと、犬たちは広い森を力いっぱい駆け巡ることもできます。

でも、大体は、トレーナーさんたちと規律あるグループ行動で移動です。



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走り回った後。しばし休憩。

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この日は久しぶりの好天で、しかも気温が高く、犬たちには(人間も!)
ちょっと暑すぎたかな。

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犬たちが大好きな水辺へ。

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ここでも、犬たちは好き勝手に水へ入ってはいけません。まずは整列。

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「みんな水へ」というコマンドが出て、さあ、川の中へ!
嬉しくて仕方ない様子です。

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一匹、手術直後で水に入れない若い犬がいたのですが、みんなが水遊びをしている様子を遠くから見て、入りたくてうずうずしていたにもかかわらず、トレーナーさんの言うことを聞いて、なんとか座って待っていました。えらいです。

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水遊びが終わり、さらに森を進んでいきます。

この日は通行人はほとんどいなかったのですが、誰かが横切ったり正面から歩いてくるときは、犬たちは道の傍らにみんなで座り、通行人が去るまでじっと待ちます。
たくさんの犬たちがグループでいるのを怖がる人たちもいるからだそうです。

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じゃれあう犬たち

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大城さんに「このお散歩はどうですか?」と聞いたところ、
日本では考えられず、夢みたい、きょうが人生で一番良い日だ、とおっしゃっていました。

若い頃からずっとどうぶつ愛護に関心をもち、この分野では何十年も遅れている日本で無理解に苦しみながら闘い続けてきた大城さん。

犬をつなぎっぱなしにして散歩に連れて行かないような人がいる。

犬は番犬とみなし、家族の一員と考えない。

日本にもこういう学校が生まれるぐらい、犬に対する人の意識が高まることを切望しているのです。

犬たちとの3時間の森でのお散歩、私も新しい世界を垣間見た気がします。ドイツ人の犬に対する愛、犬を生活の仲間、家族として尊重する態度に、心打たれました。

そして愛というのは甘やかすことではないことも学びました。私もそうですが、日本人の傾向として、ペットを「猫かわいがり」してしまう傾向があると思います。ちょっとダメなことも大目に見てしまう。

ハイケさんは結構厳しかったです。グループから抜け出て走り回ったり、水遊びで興奮して人が通る道に出てしまったりする犬に対しては、厳しい調子で戻るようコマンドを出していました。犬がそうするまで、何度も何度も。

ハイケさんは独自に犬の訓練法を考案したそうです。人間に従うことを覚えさせるのが主眼です。しかし、人間がえばって犬を奴隷のように服従させているのかというと、そうではありません。ここは重要な点です。

私は先日、近所の横断歩道で、自転車に乗った飼い主がリードなしの自分の犬に対して、「Sitz! ジッツ」(お座り)とコマンドを出し、犬がちゃんと赤信号を待ち、青になって飼い主の"OK"という言葉を聞くや否や、ダッシュして歩道を渡る様子をみました。

人間の言うことに従わせるのは、犬自身が安全に生活できるためなのです。こどもと同じですよね。左右を見てから渡りなさいと親が厳しく言うのは、こどもを事故に遭わせないためです。そこには愛情があります。



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美しい青葉の輝く森の中、清清しい3時間のたっぷりのお散歩が終わりました。

都会に生きながら、こんなお散歩ができるとは、なんて幸せな犬たちでしょう。

犬たちはまたバスに乗って、家路へとつきます。

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このお散歩をするようになってから、肥満だった犬は5キロも体重が痩せたそうです。

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この経験を基に、大城さんは今後も日本でどうぶつ愛護・教育活動を続けられます。

childog 

大城さんの活動にご興味をもたれたら、ぜひ、ホームページをご覧いただき、ご支援いただければと思います。よろしくお願いいたします。


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5月2日、ベルリンの桜が満開の暖かい春の日に、どうぶつ愛護活動家の大城栄里さんとともに、犬の訓練学校 "Lucky Dog" の視察に行ってきました。

"Lucky Dog" は犬のお散歩サービスと犬のしつけを専門に行う施設です。


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左の黄色いバスは犬専用バス


大城栄里さんは静岡県で保育士をする傍ら、2014年、東日本大震災の被災犬との実話を絵本化し、 動物愛護教育活動の拠点としてchildogを設立。 ボランティアとして学校に赴き、こどもたちとともに日本の恵まれない犬や猫の現実を優しく伝え、どうぶつの命や心について一緒に考える活動をしています。

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Lucky Dog の犬たちとお散歩を一緒にする大城さん


大城さんはベルリンに滞在していたことがありました。動物福祉先進国であるドイツの状況からいろんなことを学ばれたようです。今回ゴールデンウィークを利用して再び渡独されるとのことで、それならば、私は通訳&コーディネーターとして、大城さんの活動を支えるために何かしたいと思いました。ベルリンでどんなことをしたいか、事前にお聞きして打ち合わせをしました。

大城さんは以前、ベルリンの西側に広がるグリューネヴァルトという森でドッグトレーナーとリードなしでお散歩するたくさんの犬たちと遭遇してその様子に感激し、こういうトレーナーさんの活動について知りたいというご希望でした。

ドイツでは犬の訓練学校はHundeschuleといいます。調べたところ、
グリューネヴァルトを拠点に活動している学校はいくつもありました。各リンクをお送りしたところ、Lucky Dogを訪れてみたいと。以前日本のメディア取材が入ったことがあるので受け入れてもらえそうなこと、お散歩の依頼を受けた家庭の犬を、一匹ずつ犬専用バスでお迎え(!)するというユニークなサービスがあるということで、ここの見学をしてみたいといいます。

そしてもうひとつのリクエスト。
ドイツでは動物の虐待や不適切な飼育が発覚した場合の通報先は「獣医局(Veterinäramt)」なのですが、この獣医局を取材してみたいとのことでした。

Lucky Dogと獣医局(念のためベルリンの3つの区の各獣医局)へ見学・取材申し込みをしました。

幸いLucky Dogからは快諾を得たのですが、獣医局は3局とも残念ながら取材不可。担当の獣医師が時間が取れないとのことでした。

Lucky Dogは二人の訓練士、ハイケさんと旦那さん(4人のお子さんがいます)、そして訓練士アシスタント2人で運営しています。当日はアシスタントのマルティンさんのところへ行って、と指示を受けました。

私と大城さんもマルティンさんの運転する犬バスに同乗して各家庭を回り、すべての犬たちをピックアップしたら森へ行って、そこから3時間のお散歩に同行します。

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こうやって一匹一匹、お迎えに行きます。飼い主が不在のときはマルティンさん
が預かっている鍵で家の中に入ります。犬たちはバスを見ると、「待ってたよ!」という
うれしそうな表情をしていました。


ベルリンの高級住宅地ツェーレンドルフ地区をまわって、犬たちをピックアップしていきます。

9時から始まってすべての犬(確か14頭)のお迎えが完了するまで、2時間以上かかったと思います。

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みんなとてもお利口さん。大人しくバスの席に座り、お友達が全員お迎え
されるまで待っています。


最後のほうになると、大人しかった犬たちもちょっと落ち着かない様子でした。
車の移動がそんなに好きではない子もいたようです。

この日は月曜日で、犬のお散歩は週末は休みであるため、毎週月曜日はみんなちょっとそわそわしているのだとか。

ちなみに、この週末はドイツ北部のバルト海にみんなで泊りがけで遠足へ行っていたそうです。

ドイツの海には犬専用の遊泳エリアがあります。きっとみんなのびのびと、楽しいひと時を過ごしたのでしょう。

犬たちはバスで寝泊りするそうです。


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さあ、やっと着いた!犬たちは外に飛び出したくてうずうずしていますが、
でも降りるときは一匹ずつ。ハイケさんが指導をきちんとしています。


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森の入り口です。まずはお水を飲んで、お座りして待機。犬たちはハイケさん
の指示に従います。


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こんな大きな犬も!運動量が必要な大型犬が多かったです。この子は
いつもよりちょっと興奮気味でした。


お散歩の様子は次回、ご報告します。




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