何度行っているか分かりませんが、この間の日曜日にまたヴィーガンビュッヘに行ってきました。
Satyam という、ヴィーガン・ベジタリアンのインド料理店です。インド料理で動物性なしのお店はベルリンではここだけ。
毎週日曜日のビュッヘは、毎回メニューが替わります。
きょうは、ココナッツスープからいただきました。
最初口にしたとき、牛乳のポタージュかと思い、ぎょっとしましたが、これもヴィーガン。
ココナッツと豆乳なのでしょうか、濃厚なスープで、大変美味でした。
ご飯はオーガニック玄米とバスマティ米、2種類あります。
各種ヴィーガンカレーです。ジャガイモ、パプリカ、トマトなどが入っています。豆腐と茄子のカレーが一番おいしかったなあ。
デザートのプディングも絶品で、ほっぺたが落ちそうなぐらいだった…もう一個食べたかったけど、お腹いっぱだったので無理でした。
この日も大満足。おいしすぎて、いつも食べ過ぎてしまう…
毎週、訪れたいぐらいだ…
さて、満腹のお腹を抱えて、家路につこうとバスを待っていたとき。
カント通りというベルリンのシャルロッテンブルク地区の大通りのバス停です。
このバス停の真向かいに中華料理店があるのですが、おぞましいことに、店のディスプレイとして鳥の丸焼きを窓際に何羽もつるしているのです。
ここを通るたびに、嫌な思いをします。
はやくバスが来ないかなあ…と思って佇んでいる私の目の前に、
ジャンボタクシー(ドイツのタクシーはクリーム色のベンツです)が止まりました。
中国人らしき人々が数人降りようとしています。
すると夫は小声で、「あれは有名な中国人芸術家…」とつぶやきました。
振り返ってみてみると、あ、中国人現代芸術家のアイ・ウェイウェイだ…
アイ・ウェイウェイは私のほうをちらっとみやって、数人の仲間とこの中華料理店に入っていきました。
彼は中国政府の批判的活動で国際的に知られているのですよね。
民主主義や自由をテーマにして作品を作っていると聞いていますが。
ベルリンの伝統的なコンサートホールの柱に救命胴衣を巻きつけて、海を渡って欧州を目指す難民の窮状を訴える作品を発表したりもしています。
彼のような世界的なアーティストが、どうぶつの苦しみを訴えてくれたら、どうだろう?
工場畜産で日々虐待されている数百、数千の牛や馬、鶏たち、
人間は彼らから自由を奪っていないのか。
どうぶつは、人間の奴隷でも、ごはんでもない。
繊細で清く尊い存在なのに。
私たちはどうぶつに、どんな苦痛を与えているのか。
私ひとりの力では世界は変えられないけれど、でも、努力はしていこう。
いつか、有名な人々も声をあげてくれますように!!
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