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「チロル地方」は私の長年の憧れの地でした。

ヨーロッパの中央に位置するアルプス地帯です。

昨年、ドイツの最高峰・ツークシュピッツェへ行ってきましたが、頂上からオーストリア・チロルの麓の景色を見下ろし、あまりに可愛らしいので、「来年は絶対あそこへ行く!」と決めたのでした。

オーストリアアルプスの山でどうしてもWanderung(ハイキング)をしてみたいという高まる思いを抑えきれず、バカンスは海派であまり乗り気でない夫を何とか説き伏せました。

当初インスブルック方面に行くつもりだったのですが、ベルリンからは直行便がなく残念ながらアクセスが困難。ザルツブルク経由にしました。

ベルリン・ザルツブルク間は直行便で1時間です。私たちは乗り物の移動が好きでないため(特に私は飛行機が苦手..)短時間で行けるのは重要な点です。

目指すのは、キッツビューラーアルペンと呼ばれる山々の麓の街で一番大きなSt.Johann ザンクト・ヨハン。

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ザルツブルクからは列車で2時間ほどです。

チロルといってもたくさんの魅力的な場所があり、どこにしたらいいか途方にくれていたとき、郵便受けに入っていた旅行チラシを何となくめくっていたら、ここに目が留まったのでした。

Halbpension(2食付)で4つ星ホテルなのに、ダブル一泊85ユーロ程度なのです。ハイシーズンが始まる直前だったので、安かったようです。18世紀からある老舗のホテルでした。

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建物の前に立っているのは夫です。


食事は、事前に希望を出して、ヴィーガンは難しかったのですが、ベジタリアン対応にしてもらえました。

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こんな可愛いらしいレストランです。チロルのイメージ通り!
朝食・夕食をここで食べました。


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ウェイトレスさんの中に、上の写真のようなチロルのディアンドル(民族衣装)を着た、にこやかな女性がいたのですが、ものすごく親切な人でした。

ベジ・ヴィーガンの私のために、いろいろ気を使ってくれたのです。
牛乳とヨーグルトを避けて朝食のシリアルを乾いたまま食べていたら、「アーモンドミルクがありますが、いかがですか」と、わざわざ厨房のキッチンから小さなケトルに入れて持ってきてくれました。

彼女のお陰で心地よい滞在ができました。

さて、心配だったのはチロルの天気。
今年の6月の欧州は雨が多く、天気が変わりやすいので、どうなるか未知数でした。

でも私は晴れ女で、これまでの旅行ではたいてい快晴だったため、今回も何とかなるだろうと楽観視。

ところが…

到着した日は、夜になってしまったのですが、雨が降り始めました。
こちらの雨はずっと降っていることは稀なので、すぐ止むだろうと思いきや、どしゃぶりが何時間も続くではないですか。

次の日の朝、6時半頃目を覚ますと、なんと、まだ降っている!

太陽のキラキラした光を浴びながら、チロルの山々をトレッキングするという私の夢は、打ち砕かれたか?

晴れ女もこれにて終了だな、と諦めかけていました。

つづきます。


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